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Amazonは6月21日(米国時間)、Amazon EC2においてRed Hat Enterprise Linuxの提供を開始したことを発表した。これまでAmazon EC2ではRHELを実行することはできたが、これからはAmazonとRed Hatの正式サポートがつくことになる。
すべてのAWSおよびEC2インスタンスタイプにおいて32ビットおよび64ビットのRHELインスタンスを起動可能。5.5、5.6、6.0、6.1のバージョンがサポートされている。ユーザーがRed Hatのクラウドアクセスプログラムのメンバーである場合、既存のライセンスで同サービスを利用することが可能。
RHELはエンタープライズユースで採用されることが多い代表的なLinuxディストリビューションのひとつ。Amazon EC2はシステム構築にほとんど時間をかけることなく、必要に応じたリソースの仮想環境およびOSを即座にセットアップして利用することができ、多くのサービスで活用されている。AmazonおよびRed HatのサポートがついたRHEL対応がAmazon EC2に加わったことは注目に値する。今後、RHELを採用する必要がある事例でAmazon EC2がプラットフォームとして有力になる可能性がある。