米Oracleは6月21日(米国時間)、コンテンツ管理技術の米FatWire Softwareを買収することで合意したと発表した。金額などの詳細は非公開。ポータルやコンテンツ管理を強化する狙いとなる。
FatWireは「Webエクスペリエンス管理」を標榜するベンダーで、コンテンツサーバー、コンテンツ統合プラットフォーム、デジタル資産管理、コミュニティサーバー、コンテンツ最適化など製品を持つ。これらを利用して、ユーザーに関連のあるコンテンツの配信、コミュニティ構築などのマーケティング活動を展開できるという。モバイル対応のためのモビリティサーバーも揃えており、顧客のエンゲージやロイヤリティを強化可能としている。
Oracleは同社を取得することで、自社ミドルウェアである「Oracle Fusion Middleware」、ビジネスインテリジェンス、エンタープライズコンテンツ管理(ECM)、ポータル技術、CRMなどを補完し、顧客エクスペリエンス管理を提供できると説明している。
取引は2011年半ばに完了の見込みという。