SAPジャパンは6月21日、経営管理ソリューションの最新版「SAP BusinessObjects Enterprise Performance Management 10.0」の提供を開始すると発表した。最新版では、SAP ERPとの連携やSAP BusinessObjects EPM製品群内で共通のユーザーインタフェースを採用するなど、同社製品との統合が強化されている。

SAP BusinessObjects EPM製品群内で共通のユーザーインタフェースが使えるようになったことで、1画面で複数アプリケーションをまたがる処理が可能となった。

SAP BusinessObjects Disclosure Management、SAP BusinessObjects Notes Management製品群に加わったことで、既存のEPM製品を使用して単体決算のデータ収集から財務情報の開示業務まで含めた包括的な連結決算プロセスの実行をサポートする。

同製品は、第1段階として、2011年度第3四半期に連結管理ソリューション、内部取引照合ソリューション、ビジネスユーザー向けデータロード/マッピングソリューションを提供し、第2段階として、2011年度第4四半期に戦略管理ソリューション、予算策定ソリューション、収益性分析ソリューションを提供する予定。