シマンテックは6月17日、VMwareによる仮想化環境向けの高可用性ソリューション「Symantec ApplicationHA」の最新版の提供を開始した。

「Symantec ApplicationHA」はVeritas Cluster Serverテクノロジを基盤としたVMwareのゲストOS上で稼働するソフトウェア。仮想化環境におけるアプリケーションの可視化と集中監視・管理などを実現する。

最新版ではVMwareの「VMware Site Recovery Manager」との統合が図られており、ディザスタリカバリ機能が拡張された。また、「VMware HA」との統合により、アプリケーションに不具合が生じた場合でも必要に応じて自動復旧できる環境を構築できる。これによって仮想マシンのフェイルオーバー(代替サーバへの切り替え)時におけるアプリケーションの健全性監視が可能となり、業務の継続性を維持することができる。

搭載されるダッシュボード管理機能では、複数のゲストOS上に点在する数百ものアプリケーションの集中管理が行えるようになっており、レポート機能も拡張されている。

「Symantec ApplicationHA」最新版(「Symantec ApplicationHA 5.1 SP2」)のサポート対象プラットフォームはRed Hat Enterprise Linux 5 Update 4 (64ビット) / Windows Server 2003/2008/2008 R2 (64ビット)。参考価格は仮想マシン1台あたり8万2400円となっている。

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