日本ヒューレット・パッカードは6月15日、同社のx86サーバーシリーズの最上位モデル「HP ProLiant DL980 G7(以下、DL980 G7)」にインテル Xeonプロセッサー E7ファミリーを搭載した機能強化モデルを追加することを発表した。

DL980 G7は、最大8P/80コアを搭載可能。HP独自の「PREMAアーキテクチャー」を組み込み、性能と信頼性を高めている。また、新たに1.35V低電圧メモリをサポートし、従来の1.5Vのメモリに比べて、最大約10%の省電力化を実現。2つのDRAM障害を保護する「DDDC」(Double Device Data Correction)も実装し、システム継続運用の向上に寄与している。

さらに、同社は、HP ServerPlus戦略に基づき、各種パートナーのソリューションと組み合わた提案も行っていく予定。現在のところ、インメモリデータベースによるBIアクセラレーション・ソリューション「SAP HANA」やマイクロソフトが規定するデータウェアハウスコンフィギュレーション「SQL Server Fast Track DWH」との連携のほか、VMwareやHyper-Vを活用した仮想化ソリューションなども挙げられている。

HP ProLiant DL980 G7の価格は363万900円~。6月15日より販売が開始されている。