STMicroelectronicsは、5軸検出が可能な統合センサ・モジュール「LSM320DL」を発表した。デジタル出力の3軸加速度センサと2軸ジャイロ・センサを1パッケージに集積したもので、検出精度および信頼性が向上していることに加え、サイズおよびコストの低減が可能となっている。

5軸検出が可能な統合センサ・モジュール「LSM320DL」

同モジュールは、最大16gの加速度と、ピッチ軸およびヨー軸における最大2000dpsの角速度を検出することが可能。加速度、及び角速度を検出する独自の構造体の設計により、高い対称性および機械的・熱的負荷に対する耐性を保証し、時間・温度変化において、0Gオフセット、ゼロレート、および感度に関して最高クラスの安定性を実現しているという。

また、2.4~3.6Vの任意の電源電圧で動作し、パワー・マネージメント機能として、バッテリ駆動の携帯型機器の電力要件に対応することを目的に、パワー・ダウン・モード、スリープ・モード、および内蔵FIFO(first-in first-out)メモリ・ブロックを備えており、センサ・モジュールとホスト・プロセッサ間の継続的な通信が不要となっている。