Analog Devices(ADI)は、3軸ジャイロセンサ、3軸加速度センサ、3軸磁気センサ、および圧力センサを1パッケージに組み込んだiSensor IMU(慣性測定ユニット)「ADIS16407」を発表した。すでに量産出荷を開始しており、1000個ユニット受注時の単価は444.00ドルとなっている。

10自由度を実現したiSensor IMU「ADIS16407」のブロック図

同製品の各センサは、同社のiMEMS技術とシグナル・コンディショニング技術を組み合わたもので、IMUの10DoF(自由度)ダイナミック性能を最適化している。3軸のデジタルジャイロセンサはデジタル・レンジ・スケーリングが付いており、±75°/s、±150°/s、±300°/sの設定が可能。また、加速度センサは±18g、磁気センサは±2.5ガウスとなっているほか、圧力センサは10mbarから1200mbarに対応する。

なお、すべでのセンサはアライメントおよび工場キャリブレーション済みで出荷される。