Fedora is a Linux-based operating system that showcases the latest in free and open source software. |
6月8日(協定世界時)に実施されたFESCoミーティング(Fedora Engineering Steering Committee)において次期FedoraとなるFedora 16の機能のいくつかが承認された。Fedora 16ではデフォルトのファイルシステムとしてBtrfsが採用される見通し。これはこれまでデフォルトとして採用されてきたExt4を置き換えることになる。LVMやほかの関連部分は変更なしと説明されている。
同ミーティングで承認されたFedora 16の主な機能は次のとおり。
- デフォルトのファイルシステムをExt4からBtrfsへ入れ替え。LVMなどはそのまま。
- GlusterFSベースのクラウド向けファイルシステムCloudFSの導入。
- Xen Dom0対応。
- Ada開発ツールの導入。
- 32ビット版のインストールメディアのアーキテクチャ名をi686からi386へ変更。
BtrfsがFedora 16で本当にデフォルトのファイルシステムになるかどうかは、今後の試験の結果次第となるが、Fedora 16でBtrfsを採用する計画はFedora 15の開発段階からすでに発表されており、順調に進んでいるように見える。Xen Dom0への対応などもホットトピックであり、興味深いバージョンに仕上がりそうだ。