NECは6月10日、環境情報マネジメントソリューション「GreenGlobe」を強化し、環境負荷に関する情報や企業の電力使用量などを一元管理できるクラウドサービスを新たに提供すると発表した。
同サービスは、CO2排出量などの環境負荷情報を世界中の拠点から収集し一元管理できる「GreenGlobe Data Visualizer」と、企業全体の電力使用量を管理する「GreenGlobe Energy Viewer」の2種類から構成される。
GreenGlobe Data Visualizerは、環境負荷の原因となるエネルギー(電力・燃料)や化学物質、紙、水などの使用量、CO2や廃棄物の排出量に関するデータを複数拠点から収集し、一元管理できるようにするクラウドサービス。収集したデータは自由に編集し、用途に応じて最適な形式に加工することが可能。日本語・英語・中国語に対応しているため、世界中の拠点への展開が容易。利用料金は1ユーザー当たり、月額3,250円。
GreenGlobe Energy Viewerは、ビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)や他の消費電力収集システムと連携し、企業全体の日別や時間帯別の電力使用量を本社で一元管理できるようにするシステム。全社の電力使用量を可視化できるほか、過去実績データや目標データとの対比により、使用量の予測シミュレーションを行うことも可能。提供形態はクラウドサービス、パッケージソフトウェアのいずれかから選択できる。利用料金は、クラウドサービスが1部門当たり月額200円から、パッケージが50万円から。