東芝と同社のグループ会社であるアンサルドT&Dは6月9日、イタリア共和国ジェノバ市と同市のスマートシティ推進計画への協力に関する契約を締結したと発表した。
三者は今回の合意に基づき、ジェノバ市のスマートシティ推進計画の一環として、工業地区・運河・高速道路・大規模な娯楽・商用施設などを対象に、同社グループが有するスマートコミュニティ関連技術を適用したエネルギー効率化などについて、検討を行っていく。
欧州では、欧州委員会が策定した戦略的エネルギー技術計画において、スマートシティ・イニシアティブのロードマップが提示され、スマートコミュニティ技術による低酸素社会の実現に向けた取り組みが活性化している。
ジェノバ市でも経済成長と生活品質の向上を目指し、2010年5月にジェノバスマートシティ協議会を発足させるなど、スマートシティに関する取り組んでいる。