エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は6月8日、「オープンソースデータベース技術者認定試験」を7月1日より開始すると発表した。6月8日よりピアソンVUEにて受験予約の受付を開始する。

LPI-Jaqpan 理事長の成井弦氏

同プログラムは、オープンソースのデータベース(以下、OSS-DB)に特化した技術者認定プログラム。2004年10月からSRA OSS 日本支社が実施しているPostgreSQLの認定制度を引き継ぎ、対象分野を広げるかたちでスタートしており、データベースの具体的な内容を問うようなケースではPostgreSQLが前提になるという。

同プログラムの想定技術者像としては、以下の4点が挙げられている。

  • OSS-DBの特徴を理解し、要求に合わせて適切なRDBMSを選択できる技術者
  • OSS-DBを使って、システムの設計、導入、開発、運用をすることのできる技術者
  • スケールアウト可能な大規模システムをOSS-DBにより構築できる技術者
  • ミッションクリティカルシステムにおけるOSS-DBの運用(パフォーマンスチューニング、トラブルシューティングなど)ができる技術者

SRA OSS 日本支社、取締役支社長の石井達夫氏

現在用意されている試験はSilverとGoldの2種類。Silverでは、オープンソースデータベースの基本的な知識を問い、Goldでは、大規模データベースシステムを前提にした応用レベルの問題を設けるという。目標受験者数は、1年で1000人、5年で5万人。当初の合格率としては65%を想定している。

なお、LPI-Japanは併せて、同資格の第一号アカデミック認定校としてSRA OSS 日本支社とリナックスアカデミーを認定したことも発表している。