JR東日本は6月7日、、経済産業省が発表した「電力使用制限令」を受けて、節電ダイヤを策定するなど、節電への取り組みについて発表した。
同社は、節電への取り組みとして、3つのグループに分けて節電ダイヤを策定する。ダイヤについては確定次第、案内がある。
1時間当たりの運転本数が4本以上(上下別)の路線(下図の区分D・E)に相当するのは東海道本線、総武線快速、中央・総武線各駅停車、中央線、南武線などで、使用最大電力の削減率の達成を図るため、日中時間帯(平日12時~15時)に運転本数を削減する。
被災地の路線、新幹線、1時間当たりの運転本数が3本以下(上下別)の路線(下図の区分A・E)に相当するのは、被災地の路線が仙石線、磐越西線、常磐線(取手以北) など、新幹線が東北・長野・上越新幹線、1時間当たりの運転本数が3本以下の路線が相模線、両毛線、八高線など。これらの路線の運転本数は削減されない。
山手線、京浜東北線、埼京線などの自営電力で運転している路線は、電力使用制限令の対象ではないが、今回の電力需給の逼迫は国家的な危機であるという認識の下、一定程度の運転本数が削減される。