Broadcomは、PCやネットブック向けに40nmプロセスを採用したWi-Fi/Bluetoothコンボチップ「「BCM43142 InConcert」を発表した。

同製品は、Wi-FiおよびBluetoothを1ダイ上に搭載したもので、同社が2008年より出荷している従来品「InConcert PC」コンボモジュールに比べ、消費電力を40%削減することに成功しているほか、Wi-FiとBluetoothの共存技術を改善などが施されている。

40nmプロセスを採用したWi-Fi/Bluetoothコンボチップ「「BCM43142 InConcert」

パワーアンプとLNAを搭載し、シングルスストリームのIEEE 802.11nおよびBluetooth4.0+HSに対応。、Wi-Fi用にはPCI Expressインタフェース、Bluetooth用にはUSBインタフェースがそれぞれ使用されている。

また、Wi-Fi Directにも対応しており、アクセスポイントを介することなく、デバイス同士の相互通信を行うことも可能だ。

なお、同製品向けソフトウェア開発キットには、Bluetooth Low Energy(BLE)や、Bluetooth High Speed、802.11n Wi-Fi Direct向けのAPIが含まれている。