独SAPは6月1日、同社の製品をAmazon Webサービス(以下、AWS)を介してオンデマンドで提供することを発表した。初めに、SAP BusinessObjectsソリューションの全スイート、SAP Rapid Deployment ソリューションのLinux版が提供される。
SAPはAWSのリソースをテストしてベンチマークを実施し、自社でサーバおよび仮想プラットフォームに用いる際と同様のスタンダードをもとに認証を行っている。プロトコルのテストも完了しているため、AWS上に導入するSAPソリューションは、オンプレミスのSAPソリューションの要件と一致する。
SAPジャパンは電通国際情報サービスをはじめとするパートナー企業とともに、日本の顧客も同サービスを利用できるよう取り組んでいく予定。