NXP Semiconductorsは、LCDグラフィックコントローラを搭載したARM Cortex-M3ベースマイコン「LPC1788」を発表した。

ARMCortex-M3でLCDコントローラを搭載した「LPC1788」

LPC178xシリーズは、120MHzで動作し、最大512KBのフラッシュメモリ、96KBのオンチップSRAMと32bit外部メモリインタフェース、4KBのEEPROMメモリを実装しているほか、同LCDインタフェースは、CPUや他のシステム機能から独立して動作できるようにするための独自のDMAコントローラを搭載しているほか、モノクロから24bitのトゥルーカラーまで、STNとTFTグラフィック・ディスプレイパネルを最大1024×768ピクセルまでサポートしている。

また、ディスプレイデータのバッファとして機能する内蔵のFIFOが柔軟なシステムタイミングを可能にすると共に、ハードウェアカーソルのサポートによりディスプレイの稼働に必要なCPUの時間を減らすことが可能だ。

さらに周辺機能としては、ホスト/デバイスUSBコントローラ、10/100Tイーサネットコントローラ、アンチタンパリング・イベントレコーダ、8チャネル汎用DMA(GPDMA)コントローラ、12bit A/Dコンバータ(ADC)、10bit D/Aコンバータ(DAC)、モータ制御PWM、クワドラチャ・エンコーダ・インタフェース、5つのUART、3つのI2C、I2S、3つのSSP/SPI、スマートカードインタフェース、4つのタイマ、ウィンドウウォッチドッグ・タイマ、低消費電力RTC、最大165の汎用I/Oピンが含まれている。

なお、同製品はすでに出荷を開始しており、単価は出荷数量1万個の場合で3~7ドル程度としている。