MIPS Technologiesは、MIPSアーキテクチャ上でのアプリケーションの開発促進に向けたプログラム「MIPS Application Development(MAD)Program」を発表した。
同プログラムは、MIPSベースの機器向けに設計されたアプリケーションを実証する性能検証および互換性のための技術サポートおよびサービスを提供するもので、「MIPS Developer Community」で提供される。
ユーザーは、同プログラムを通して、ゲーム機器やその他のアプリケーションにおいて求められる機能の確認ができるようになり、MIPSベースの携帯機器と互換性を保持するアプリケーションを容易に開発することが可能となるという。
最初のMAD Programは、Androidプラットフォームを搭載したMIPSベース機器向けのアプリケーション開発を対象としており、専属のMIPS開発エンジニア・チームが互換性および性能の分析を提供し、それらをアプリケーション開発者にフィードバックしていく予定としている。
また、資料および技術サポートは、MIPS Development Communityにて提供されるほか、Androidアプリケーション開発向けにAndroidソフトウェア開発キット(SDK)、QEMUエミュレータから構成されるツールチェーン、ならびにネイティブ開発キット(NDK)(r5b Windows/Linux)を含む「MAD Kit」を活用することも可能となるとしている。
なお同社では、今後はプレミアムのモバイル・ハードウェア・プラットフォームも提供する予定としている。