Opera Softwareは5月31日 (ノルウエー時間)、Opera 11.50 (Swordfish)のベータ版をリリースした。
Swordfishベータ版の特徴は2つ。ダイナミックに変化するコンテンツをスピードダイヤル (Speed Dial)に配置するSpeed Dial extensionsをサポートする。スピードダイヤルというと、9つのボックスにWebサイトを登録し、サムネイル表示を通じてWebサイトにすばやくアクセスできるようにする機能だが、Speed Dial extensionsによってブックマーク以上の豊富な機能がスピードダイヤルにもたらされる。すでにOpera extensionsのカタログページにおいて、ニュースフィードの「Live news feed」、写真ギャラリーの「Photo Tagger」、ユーザーの位置に基づいた天気情報「The Weather」など、数多くのSpeed Dial extensionsが公開されている。
もう一つはOperaブラウザ間でブックマークやスピードダイヤル、カスタムサーチなどを同期するOpera Linkのセキュリティ強化。これに伴い同機能にパスワード同期が追加された。ユーザーのOperaアカウントを用いてパスワードマネージャーのデータが暗号化される。
Swordfishのベータ版は、Operaブラウザの正式版とは別に開発中のOperaブラウザをインストールする「Opera Next」を通じて提供されている。開発版は白いアイコンで表示され、ユーザーはメインブラウザとして使用している正式版と並行して開発版の機能を試すことができる。