ミクシィは5月31日、ソーシャルバナー広告の本格導入を開始したと発表した。ソーシャルバナー広告とは、mixiのソーシャルグラフを活かしたバナー広告のこと。今回のキャンペーンでは、ユーザーが作成したオリジナル商品のバナーを友人/知人(マイミクシィ)の画面に表示することで、コミュニケーションの促進を図る。
今回のキャンペーンで表示されるソーシャルバナー広告 |
ソーシャルバナー広告の第一弾として採用されたのは、ナイキジャパンの「NIKEiD」。NIKEiDは、同社製シューズやバッグなどを自由にカスタマイズできるサービスで、キャンペーンでは、オリジナルカラーのシューズを作成できるジェネレータをmixi上に用意している。
オリジナルシューズが完成すると、作成者の名前やユーザーが命名した商品名が記載されたバナーが生成され、それがマイミクシィの画面上に表示される。さらに、バナーを見たユーザー5人以上から「COOL」の評価をもらうと、NIKEiDや海外旅行などが当たるキャンペーンに自動でエントリーされる仕組みになっている。なお、マイミクィへは、mixiチェックを使って知らせることもできる。
ミクシィでは、ソーシャルバナー広告の効果について、「既存のバナー広告では反応しづらいユーザー層にも友人/知人経由で情報が伝播しやすい環境が整えられ、その先のランディングページを通じ、よりブランド情報やキャンペーン情報を効果的に伝えていくことが可能であると見込んでいる」と説明。実際、昨年12月に実施した「mixi Xmas 2010」でのトライアルでは、通常のバナー広告に比べてCTRが約6倍以上になったと明かしている。
なお、今回のキャンペーンは、先日設立が発表されたミクシィとバスキュールの合弁会社「バスキュール号」が手掛けている。