日本ヒューレット・パッカードは5月26日、ハイブリッドクラウド構築/管理ソリューション「HP Cloud Service Automation2.0」(以下、CSA2.0)を発表した。
CSA2.0は、マルチベンダーに対応したクラウド環境の構築/管理製品。セフルサービスポータルや自律的なITリソース管理機能などを備える。ネットワーク、ストレージ、サーバ、OS、ハイパーバイザー、ミドルウェア、アプリケーションの各レイヤで動作する製品をベンダーを問わず監視/制御することができるうえ、プライベートクラウド内のみならず、パブリッククラウドのサービスについても管理することが可能となっている。
また、サービスのライフサイクルを定義し、それに従って運用を自動化する機能も搭載しており、例えば、特定のサービスに関してリソースが不足した際にAmazon Web Servicesにアプリケーションを移して稼動させるといった細かいフローも予め指定できるという。この機能に関してはHP側でテンプレートも提供しており、それをそのまま適用したり、カスタマイズして利用したりすることもできる。
まずはCSA2.0の中核を担うソフトウェア「HP CSA Foundation Server software」を6月1日から販売開始。価格は588万円。