総務省は5月25日、情報通信審議会に対し、「携帯電話の電話番号数の拡大に向けた電気通信番号に係る制度等の在り方」について諮問を行ったと発表した。
同省は、今年3月時点で携帯電話の契約数が約1億2,000万件である一方、今後も電子書籍、ゲーム端末、カーナビゲーションといったデバイスに携帯電話の通信モジュールが組み込まれることで、携帯電話のネットワークを利用した通信が拡大しているとして、2014年2月ごろには気通信事業者に指定する携帯電話の電話番号が不足すると想定している。
こうした背景から、同省は、現在携帯電話で利用している「090」と「080」の番号帯に加えて新たに070番号帯を導入すること、携帯電話とPHSとの番号ポータビリティを導入することなどを、情報通信審議会に諮問した。
諮問の内容については、今年度内を目途に答申がまとめられる予定。