シスコシステムズは5月25日、ネットワーク管理を効率化する新製品を発表した。
今回、発表されたのは、ポリシー集中管理エンジン「Cisco Identity Services Engine(Cisco ISE)」、ネットワーク監視/管理製品「Cisco Prime for Enterprise」の2製品。
これらのうち、Cisco ISEは、セキュリティポリシーに従ったネットワーク管理を実現するもので、企業所有の端末と個人所有の端末を識別できるほか、ユーザー/端末/アプリケーション/ロケーションごとにビジネスルールを反映可能などの特徴がある。
一方、Cisco Prime for Enterpriseは、ワークフローを重視した直観的なユーザーエクスペリエンスを提供するネットワーク監視/管理製品で、エンドポイントやポリシーを可視化する機能や、Cisco TelePresenceセッションやメディアパスのモニタリング/トラブルシューティング/レポート出力機能などを備える。
また、同社は併せて、複数のオフィスで運用するワイヤレス環境をクラウド上で集中管理できるコントローラ「Cisco Flex 7500シリーズCloud Controller」、およびクラウドベースのWebセキュリティソリューションをブランチオフィスにまで拡張する「Cisco ISR Cloud Web Security」も発表。Cisco Flex 7500シリーズCloud Controllerにより、最大500カ所のブランチ、2000個のアクセスポイント、2万台以上のクライアントを1つのデータセンターから管理/制御できるようになり、Cisco ISR Cloud Web Securityにより、Cisco ISR G2 ブランチルータ上でWeb保護とマルウェア検出が可能になるという。