日立情報システムズは5月23日、中国に進出している日系企業や現地企業を対象にシステム運用のBPO(Business Process Outsourcing)を提供するための合弁会社を中国 広州市に設立し、6月から事業を開始すると発表した。

合弁会社の名称は「広東華智科技有限公司」。日立情報システムズは2010年4月に専門組織を発足させて中国市場に本格参入するすることを発表しており、これまでにも現地企業との協業を行ってきたが、合弁企業の設立により華南地区での高品質システム運用サービスを開始。今後は中国向けクラウドビジネスの強化・拡大を図る。

合弁会社から提供されるサービスは「遠隔監視サービス」「ヘルプデスクサービス」「業務運用サービス(計画中)」「BPMサービス(計画中)」の4種類。

同社によれば、中国では現在、IT利用の拡大に伴って金融機関や物流企業を中心に高品質なシステム運用サービスへのニーズが高まっているという。