アドビ システムズは2011年5月20日より、デザイン/開発ソフトウェアの最新版「Adobe Creative Suite 5.5」および各構成単体製品の販売を開始した。

ついに発売された「Adobe Creative Suite 5.5」

前バージョンとなる「Adobe Creative Suite 5」日本語版発売から、約1年というタイミングでリリースされた同製品は、様々な改良/進化を遂げている。同製品は、スマートフォンやタブレットデバイスの普及が進み、そのための開発環境が求められているクリエイティブ市場の動向に合わせ、様々なデバイス向けコンテンツやアプリケーションが、より効率的に制作・開発できるツール群で構成されているとのこと。

パブリッシングに関しては、電子出版/電子書籍の制作を、これまでの印刷/出版物制作で培われたノウハウの延長で行う事が可能。Webデザインでは、AndroidやiOS端末でも採用されているHTML5の広範なサポート。映像関連では、HD品質の映像から、スマートフォンやタブレットPCで再生可能な映像まで、あらゆる映像制作を高速かつ効率よく行えるよう機能強化されているとのこと。同社では、「CS 5.5」製品群により、クリエイターがMacやWindows PCに加え、Androidや、BlackBerry Playbook、iOSなどのスマートフォンやタブレットデバイス向けに、コンテンツやアプリケーションを、効率よく制作・開発することが出決るようになるとしている。

なお、今回「CS 5.5」に、バージョンアップした製品は、「Adobe InDesign」、「Adobe Dreamweaver」、「Adobe Flash Professional」、「Adobe Flash Catalyst」、「Adobe After Effects」、「Adobe Premiere Pro」、「Adobe Audition」(※従来の「Production Premium」と「Master Collection」に搭載されていた「Soundbooth」が進化した製品)。また、「Adobe Flash Builder 4.5 Standard/Premium」が新たに製品群に加えられた。

「Adobe Creative Suite 5.5」の詳しい商品構成や価格については、こちら。