米Microsoftは5月16日(現地時間)、同社が提供する検索サービス「Bing」に対してFacebookと連携させた新機能を追加したと発表した。Facebookの"Like"(いいね!)情報を活用し、友人やFacebookユーザーのオススメ情報などが検索結果に表示されるようになっている。

新機能は、大きく「Trusted Friends」、「Collective IQ」、「Conversational Search」の3種類に分類されている。これらのうち、Trusted Friendsでは、キーワード検索の結果にFacebook上の友人が"Like"登録したページがあれば、その友人の顔写真が最大3名まで表示されるといった機能を追加。Collective IQでは、友人に限らず、Likeをたくさん集めたサイトが検索結果の上位に表示されるなどの対応が行われている。また、Conversational Searchでは、人名による検索結果にFacebookのユーザー情報が表示されるほか、地名を検索すると、そこに住んでいる(あるいは住んでいた経験のある)友人が表示されるなど、さまざまな機能強化が行われている。

検索結果にFacebook上の友人が"Like"登録しているページがあればその情報が表示される(検索一覧の上から3つ目)

検索結果に"Like"登録の多いWebサイトを表示

地名を検索するとそこに在住の友人が表示される

Microsoftは、これに併せて、Bing Toolbarの機能強化も発表。新たにLikeボタンを追加し、Webサイト側でLikeボタンを設置していない場合でも、1クリックでFacebookへの"Like"登録ができる。

なお、現在のところ、同サービスを利用するには、Bingの画面上部から米国のサービスを選択した後、「Sign in」メニューにて(もしくは同じブラウザで直接Faceboookにアクセスして)Facebookにログインする必要になる。