本田技研工業(ホンダ)は5月17日、米国の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーが製造する小型ビジネスジェット機「HondaJet」が高度4万3000フィート(約1万3000メートル)を達成したことを発表した。

「HondaJet」(左からコンセプト実証機/量産型初号機/量産型3号機)

ホンダ エアクラフト カンパニーは4月27日に「HondaJet」の量産型初号機で実施した米国連邦航空局(FAA)の型式認定に向けた飛行試験を実施し、目標性能値とされる最大運用高度4万3000フィートを記録した。

現在は量産型初号機での飛行試験のほかに、量産型2号機での機体強度などを確認する構造試験が行われており、FAAに加えて欧州航空安全局の型式認定取得に向けた認定試験が進められている。

またホンダ エアクラフト カンパニーはスイスで開催されているビジネス航空ショー(EBASE)で、赤いカラーリングが施された量産型3号機を公開。認定飛行や地上試験用として今後も量産型機の追加を予定しているという。

「HondaJet」(左からコンセプト実証機/量産型初号機/量産型3号機)