HTTP Archiveに新しいチャートと機能が追加された。「HTTP Archive」はAlexa、Fortune 500、Quantcastなどのいくつかのデータをベースに主要トップサイト約17,000を選出し、それらのコンテンツを分析するサービス。HTTP ArchiveのプログラムそのものはOSSのもとで公開され、分析後のデータもダウンロードできる。
今回追加されたのは、「上位100」、「上位1000」、「すべて」など、範囲を区切って分析結果を表示する機能。比較ページにて期間や実施日を選択できるようになった。
例えば、4月30日を選択して上位100と上位1000を比較すると、明らかに違いが現れる項目がいくつかある。具体的な結果は次のとおり。
HTTP Archive 上位100および上位1000統計データ比較 - 左が上位100、右が上位1000。上位100の方がコンテンツあたりの平均サイズが小さい |
HTTP Archive 上位100および上位1000統計データ比較 - 上位100の方が各素材の平均サイズが小さいほか、jQueryやGoogle Analyticsの使用率が低い |
HTTP Archive 上位100および上位1000統計データ比較 - 上位100の方がFlashを掲載しているページの割合が少ない |
HTTP Archive 上位100および上位1000統計データ比較 - 上位100の方がエラーページ(4xx、5xx)の割合が少ない |
主な違いをまとめると次のとおり。
- 上位100は上位1000と比較してコンテンツあたりのサイズが小さい。
- 上位100は上位1000と比較してjQueryやGoogle Analyticsの使用率が低い。
- 上位100は上位1000と比較してFlashを掲載しているページの割合が少ない。
- 上位100は上位1000と比較して上位100の方がエラーページ(4xx、5xx)の割合が少ない。
上位100と上位1000を比較した場合、上位100の方がページの表示速度が高速になるようにコンテンツのサイズを小さくしているほか、エラーページが少なくなるように設計されていることがわかる。