富士ゼロックスは5月16日、2011年度よりグローバル人材の育成を強化すると発表した。
同社はすでに語学研修や海外関連会社における業務体験といった海外業務研修を実施しているが、これまで年間10名前後とされていた研修への派遣人員を約30名まで拡大する。研修先は中国やシンガポールなど、アジアパシフィック地域の関連会社など。
また同社は営業職を対象とした2年半の長期海外研修コースを用意(これまでは半年の語学研修と1年の業務体験のみ)。異文化対応力を強化した上で実践力の強化を図る。
今回発表された強化策では、同社の国内地域販売会社や開発部門、生産系の一部関連会社の社員も海外研修への応募が可能となっており、すでに地域販売会社から10名が研修に参加予定だという。