LSIは、マルチ・スクリーン環境上で豊かなメディア・サービスを提供するコンテンツ配信ネットワーク(Content Delivery Networks:CDN)を実現するためのネットワーキングおよびストレージ・ソリューション向けプラットフォームを発表した。

同プラットフォームは同社のPCI Expressカードベースの「Axxia メディア・アクセラレータ」、ソリッド・ステート・アクセラレーション・カード「WarpDrive SLP-300」などを組み合わせることで、アプリケーションおよびコンテンツ配信サーバに性能、管理能力、拡張性などで改善をもたらすプログラマブルなプラットフォームとなっている。

同CDNソリューションの導入により、データセンタやモバイル・ネットワーク事業者は、頻繁に参照される映像コンテンツなどのファイルをユーザの近くのネットワークに保存することができ、ユーザ体感品質(Quality of Experience:QoE)の向上、遅延時間の短縮、帯域利用効率の最適化などを図ることが可能となると同社では説明している。

また、製品の市場投入期間の短縮や、新しいコーデック規格のサポートが可能となり、OEM企業はアップグレードに対応した製品が製造できるようになるとも説明している。