東京大学の東大グリーンICTプロジェクトは5月9日、東京大学構内の照明をLED照明に置き換えることで、消費電力の約62%の削減を実現し、LED照明の削減効果を実証したことを発表した。

実証実験で用いられたLED照明は、4月1日より同プロジェクトに参画した大塚商会が提供したもの。

同プロジェクトは、消費電力削減による地球環境の保全と活動環境の改善を目的とし、産官学が協力して研究開発を進めており、東京大学構内に施設に関わるあらゆる機器と機器管理システムを導入し、実証実験を行っている。

今回、東京大学工学部2号館で使用中の照明1,046個をLED照明に置き換え、消費電力の測定を行った。明るさや空間の雰囲気に違和感はなく、消費電力の計測で62%の消費電力が削減された。

同プロジェクトは今夏の電力需要における消費電力削減にも積極的に取り組んでおり、省エネツールの1つとして同学他施設へLED照明の設置を展開していく。