インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本マイクロソフトは4月27日、企業におけるサーバ環境のクラウド移行支援を目的として協業すると発表した。
今回の協業はIIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を対象としたものであり、IIJはクラウド移行に関する事前ヒアリングから運用に至る一連のプロセスを一貫して提供する支援サービス「IIJ GIO Cloud Migration Factory for Windows」を5月から提供開始する。
具体的な支援内容は、電力消費量削減と事業継続の支援、移行の自動化、信頼性とセキュリティの確保とされており、サーバの利用環境や移行対象となるソフトウェアライセンスの確認、移行手段の確定、サーバの診断と自動化ツールの適用といったサービスが提供される。
なお、このサービスを通じて「IIJ GIOサービス」に移行したユーザーは、最大で3ヵ月分の月額利用料が無料になる。また、2011年7月からは既存のマイクロソフトのアプリケーション サーバライセンスをそのまま「IIJ GIOサービス」環境上に移行できるようになるためこれまの投資が無駄にならず、ソフトウェア資産を有効活用できるとされている。