NECビッグローブは4月27日、3月11日から4月10日にかけて実施した東日本大震災における利用者のツイート内容に関する調査結果を発表した。これによると、震災当日は電話がつながりにくい状況での安否確認ツールとして使わたため、1日のツイート数が通常の1.8倍に増えていたことがわかった。

通常の1日の平均ツイート数が約1800万件であるのに対し、震災当日の3月11日のツイート数は約3,300万件だった。震災後1週間は、平均ツイート数が2,500万件以上の日が続き、以降も2,200万件を超えているなど、震災前と比較して20%以上増加している。

1日の平均ツイート数。震災当日は通常の1.8倍の約3,300万件だった

ツイート内容も、通常はエンターテインメント情報が約6割を占めるところ、震災関連のツイートが7割を占めた。加えて、震災後は情報の信憑性を高めるために情報元のURLを記載するツイートが増加した。ツイート内に含まれたURLのランキングのトップはNHKで、これに東京電力の計画停電グループPDF、朝日新聞社、速報-47NEWSが続き、「さまざまな情報を多面的に収集し判断・拡散するという、新しい情報摂取のスタイルが定着した」と、同社では分析している。

さらに、ツイッターならではの活用方法としては、節電協力を呼びかけた「ヤシマ作戦」や「pray for japan」の拡散など、利用者同士で協力しあう行動が多く見られた。

3月11日~4月10日の被リンクURLランキング