Microsoftから無償のセキュリティスキャナツール「Microsoft Safety Scanner」が公開された。ウィルスやスパイウェアなど、悪意あるソフトウェアを検出したり削除する機能を提供する。32ビットおよび64ビットの双方の環境に対応。32ビット版で68MB強、64ビット版で70MB弱ほどのサイズ。
「Microsoft Safety Scanner (MSS)」の特徴のひとつはインストールせずに利用できるという点にある。ダウンロードしてから実行することもできる。ダウンロードした場合、ダウンロードしてから10日間のみ利用できるという特徴がある。10日を過ぎた場合、再びダウンロードする必要がある。この仕組みによって古いソフトウェアが使われ続けることを避けている。
リアルタイムにセキュリティチェックを実施するタイプのソフトウェアと違い、MSSは実行したときのみ検出するタイプのソフトウェア。OSの動作が遅くなることを懸念してリアルタイムチェック方式のセキュリティソフトウェアをインストールしていない場合、MSSは定期的に実行してウィルス感染をチェックする方法として利用できる。