NECは4月22日、データウェアハウス(DWH)・アプライアンス「InfoFrame DWH Appliance」にバックアップ機能を搭載した「高速バックアップモデル」を追加したことを発表。同日より販売を開始した。
この新モデルは、バックアップ用のストレージとバックアップ管理サーバを内蔵しているため、ユーザー側で別途外部ストレージなどを用意する必要がなくなる。これによってハードウェアの調達・運用コストを削減できるほか、省スペース化を実現できる。
内蔵されているバックアップ用ストレージは、ファイバーチャネルによって接続されているため高速データ転送が可能。同社によれば、通常のLANケーブルでの接続に比べ、バックアップにかかる時間を約8割削減できるという。
製品はバックアップ容量が10TB(テラバイト)となる「ZA25B」と同20TBの「ZA50B」の2種類が用意される。
「ZA25B」の希望小売価格は6500万円で出荷開始時期は4月末。「ZA50B」の価格は1億2000万円で、こちらは受注生産となる。
なお「InfoFrame DWH Appliance」は同社とネティーザ・コーポレーションとの共同開発製品。バックアップ機能についてはNECが独自に機能強化を行った。