デルは4月21日、インテル Xeonプロセッサー E3-1200製品ファミリーを搭載可能なエントリサーバ「Dell PowerEdge T110II」と「Dell PowerEdge R210II」の販売を開始した。
T110IIは「Dell PowerEdge T110」の後継となるタワー型サーバで、R210IIは「Dell PowerEdge R210」の後継となる1Uサイズのラックマウント型サーバ。
ラージ・エンタープライズ マーケティング サーバ・ブランド・マネージャの一志達也氏は、新製品のポイントについて、「より多くの情報をより安全に格納するため、最大32GBと従来製品の2倍のメモリ容量に対応しているとともに、ハードディスクはT110IIで従来製品の1.5倍、R210IIで従来製品の2倍の容量を搭載できる。これにより、エントリモデルながらRAID 5とRAID 10にも対応可能になっている」と説明した。
従来製品は2.5インチのハードディスクドライブに対応していなかったが、両製品とも2.5インチドライブを搭載可能。2.5インチのHDDを、T110IIは最大6本、R210IIは最大4本まで対応している。
同氏はR210IIの特徴の1つとして、奥行きが394.3 mmと40cmを切っていることを挙げた。ラック単位での重量制限が課せられている場合や奥行きのあるラックを設置するのが難しい場合も、R210IIなら設置することができる。
R210IIは上位機種と同様に、組み込み型管理ツール「Integrated Dell Remote Access Controller」(iDRAC)に対応している。iDRACはハードウェアモジュール「iDRAC Express」とWebブラウザベースのインタフェースから構成されており、OSに依存することなくサーバの管理・監視が行える。
価格は、Dell PowerEdge T110IIが8万7,150円から、Dell PowerEdge R210IIが11万3,610円からとなっている(いずれもOSと内蔵HDDを含まない最小構成の価格)。