IntelとMicron Technologyは、同社の合弁会社IM Flash Technologies(IMFT)のシンガポールでの製造拠点となるIM Flash Singaporeを正式に開設し、両社のNAND型フラッシュメモリ事業を拡大することを発表した。

同拠点は総額30億ドルが投資された300mmウェハ対応工場、25nmプロセス技術を用いてNAND型フラッシュメモリが量産される。今後、約1,200人の追加雇用が行われる予定。

すでに、IMFTは2010年半ばからシンガポール工場にて25nmプロセス技術に基づくNAND型フラッシュメモリの製造を開始していたが、今回の拡大を受け、2011年後半までにフル稼働体制に入る予定としている。

なお、IMFTは、シンガポール工場以外にも、米国ユタ州リーハイとバージニア州マナサスの2カ所に合弁の製造工場を有しており、これらの各工場では2011年中に20nm世代のプロセス技術を用いたNAND型フラッシュメモリの生産を予定しているという。