Wind Riverは4月18日(米国時間)、スウェーデン・ストックホルムに、モバイルテクノロジに注力したエンジニアリングチームを増設し、開発センターのグローバルな拠点網を拡大したことを発表した。
同投資には、タブレットやメディアフォン、他の端末タイプなど、より広範なAndroidベース端末を対象にAndroidの専門性を発展させるための、集中的な取り組みが盛り込まれており、このスウェーデンの開発チームは、モバイルテクノロジやAndroidテクノロジについての専門的な知識を持つチームとなっており、同チームは、今後の取り組みとして、高度なユーザエクスペリエンス機能や、より多様なデバイスにおけるAndroid対応などを進める計画としている。
なお、Wind Riverは現在、モバイルソリューションやオープンソースの専門技術として、最新版のAndroidソフトウェア開発キットをベースにした商用ソフトウェアプラットフォーム「Wind River Platform for Android」を提供しており、これを用いることで開発者はAndroidプロジェクトにおけるデバイス デリバリの高度な予測可能性の実現や、ソフトウェアの高品質化が可能になると同社では説明している。
また、完全に自動化された商用Androidソフトウェアテストソリューション「Wind River Framework for Automated Software Testing(FAST)」も提供しており、これにより通信事業者やデバイスメーカー、ISV、半導体メーカーは互換性の確保、デバイスの品質保証、ユーザエクスペリエンスのバリデーションを迅速化できるとしているほか、AndroidやMeeGoのようなオープンソースプラットフォーム向けのカスタマイズや最適化支援なども提供している。