TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2011年4月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2011年4月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 Java 19.043 9ヶ月連続1位
2 C 16.162
3 C++ 9.225
4 C# 7.185 上昇傾向
5 PHP 6.584
6 Python 4.931
7 (Visual)Basic 4.682
8 Objective-C 4.386 上昇傾向
9 Perl 1.991
10 JavaScript 1.513
11 Ruby 1.482
12 Lua 1.035 強く上昇傾向

4月のTIOBE PCIで注目されるのはLuaがさらにインデックス値を増やして12位まで浮上したこと。Luaはここ数カ月の間で一気にインデックス値を増やし、先月のTIOBE PCIでは16位まで上昇。今月はさらに値を増やして12位までランクアップした。説明によればiPhoneアプリストアのトップ10アプリケーションの多くがアプリケーションロジックの記述にLuaを採用しているという。

1位はJavaが継続。これで9ヶ月連続の1位となる。これにC、C++、C#が続いている。C#は順調にインデックス値を増やしており、この傾向が続くとC++とC#の順位が逆転する可能性がある。

Luaは軽量高速なスクリプト言語。ほかのスクリプト言語と比較して実行環境自体のソースコードサイズが小さく移植しやすい。C言語を使った拡張性にも優れており、学習も比較的簡単という特徴がある。