NTT東日本は4月15日、東日本大震災による被災地域の教育委員会と学校を対象として、グループウェア機能などによる情報共有を実現する校務処理支援システムを無償提供すると発表した。

同社が無償提供を行うシステムの「グループウェア機能」で提供される機能は、スケジュールや掲示板、回覧板、学校日誌、電子メールで、加えて教職員名簿や学籍情報、クラス、授業時数、教科といった学校に必要とされるデータの管理機能も提供される。

同システムは学校や教育委員会のPC端末からVPN経由でアクセスして利用する形態となっており、利用条件としてはInternet Explorer 6.0以上がインストールされたPC端末とインターネットアクセス環境(光アクセス回線が推奨されている)となっている。

今回の無償提供対象となる利用料はシステム利用料と初期設定工事費の2つ。インターネット回線の利用料は別途必要。無償提供期間は2012年3月31日まで。

なお、今回の無償提供施策にはエクスジェン・ネットワークスとエヌ・ティ・ティ エムイー、東日本システム建設、ユニアデックスが協力企業として参画している。