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Firefox 5から実施される新しい開発方法が「Mozilla Firefox Development Specifics」として公開された。草案の段階とされているが、概ねこの内容で開発が進められるものとみられる。説明によれば、Firefox 5のリリースブランチが作成される予定日が6月21日とされている。このスケジュール通りに開発が進んだ場合、6月の末までに「Firefox 5」がリリースされることになる。
また、Firefox 5に導入されるか、またはFirefox 6になるか、さらに先のリリースになるのかはまだわからないが、Firefoxのデザインを担当しているAlex Faaborg氏が「The Firefox Home Tab」というタイトルの記事を掲載している。Alex Faaborg氏はFirefox UIのデザインに関係するキーパーソンのひとり。
Firefox 4には「ホームボタン」が搭載されている。家のアイコンをしたボタンだ。このボタンをクリックするとあらかじめ設定したページが表示される。紆余曲折を経た後、従来のホームボタンが残ったが、実のところ新しいデザインの検討をはじめた当初は、「ホームボタン」は「ホームタブ」に置き換えたい意向だった。「The Firefox Home Tab」にはその簡単ないきさつと、「ホームタブ」の利点がまとめられている。
「ホームタブ」はアプリタブ(日本語では「タブをピン留め」が対応)と同じ位置に表示される、永続的なタブ。ホームボタンと同じ効果を持たせるほか、ホームタブ経由でほかのページを開く用途にも採用される。ホームを「ボタン」ではなく「タブ」にすることで、タブに通知の表示(たとえば必要な更新のお知らせなど)ができるようになるほか、タブに慣れていないユーザに自動的にタブの使用に慣れさせるというメリットがあると説明されている。
たとえばIE6のユーザはタブを使ってないため、タブの利点がわからない可能性がある。ホームボタンが「タブ」になっており、そこから起動されるホームページがタブとして展開されるなら、ユーザは気がつかないうちにタブの便利さを体験できる、ということだ。ホームタブがどのタイミングで導入されるかは現段階ではわからない。