セイコーエプソンは4月12日、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)におけるエプソングループ各社の復旧状況について発表した。被害を受けた主な生産拠点は、東京電力福島第一原子力発電所から20km圏内となる避難エリアに該当するエプソントヨコム福島事業所を除き、復旧活動を進めている。

エプソンアトミックス(青森県八戸市)

4月4日から順次生産を再開している金属射出成形部品/人工水晶事業は4月7日に発生した余震に伴う停電により一時的に生産が停止したが、現在は復旧している。金属粉末は、4月末頃の生産再開を見込んでいる。

秋田エプソン(秋田湯沢市)

4月7日に発生した余震に伴う停電により一時的に生産が停止したが、現在全製品の生産を再開している。今後も電力の供給状況などを確認しながら生産を行っていく。

セイコーエプソン酒田事業所、東北エプソン(山形県酒田市)

4月7日に発生した余震に伴う停電により生産が停止したが、インクジェットプリンタ部品/半導体の一部について4月11日から生産を再開した。今後も電力の供給状況、材料の調達状況などを確認しながら生産を行っていく。

上記以外の生産拠点は通常通りの活動を行っている。