サンケン電気は、汎用UPSである「FULLBACKシリーズ」の新製品として、用途に応じて別々の給電方式を採用した小容量の「FULLBACK SXU-Z751」、「FULLBACK SMU-HF302-R-200」、「FULLBACK SAU-A302」の3機種を新たに開発し、5月中旬より出荷を開始すると発表した。価格は37,800円から
「FULLBACK SXU-Z751」
「FULLBACK SXU-Z751」は、出力容量が0.75kVA/525Wでバックアップ時間が4分。主な用途として、POSレジ、分析機器、電子カルテ用の小型コンピュータおよびFAコンピュータを想定している。常時商用給電方式で、正弦波電圧出力が可能(従来は矩形波出力)となっている。外形寸法はW100×H265×D360mmで、重量は約11kg。価格は37,800円。
「FULLBACK SMU-HF302-R-200」
「FULLBACK SMU-HF302-R-200」は、出力容量が3kVA/2.1kWでバックアップ時間が5分。主な用途として、サーバ、メインフレーム等を想定している。入出力200Vに対応し、サンケン独自の常時インバータ給電方式である「パワーマルチプロセッシング方式」を採用することで、最大96%の効率給電を実現している。縦置き・ラックマウント双方に対応可能な2Uサイズにパッケージングされ、5年の長寿命バッテリ(期待寿命)採用で、寿命警報機能を搭載する。外形寸法はW430×H88×D660mmで、重量は約33kg。価格は451,500円。
「FULLBACK SAU-A302」
「FULLBACK SAU-A302」は、出力容量が3kVA/2.4kWでバックアップ時間は10分。主な用途として、POSレジ、分析機器、電子カルテ用の小型コンピュータ及びFAコンピュータを想定している。動作音が40dBと静音設計で、液晶パネルでUPSや電源の状態チェックも可能。設置は据置き、ラックマウント双方が可能で、火災予防条例に適合した大容量バッテリをオプションで使用可能。また、運転したままでバッテリの内部インピーダンス抵抗からバッテリ寿命の判定が可能。外形寸法はW176×H479×D530mmで、重量は約58kg。価格は493,500円。