アイシェアは4月11日、東日本大震災の被災地を除くインターネットユーザー男女853名に実施したデジタル募金に関する意識調査の結果を発表した。

東日本大震災では、T-ポイントや楽天ポイント、マイレージなどポイントを利用して募金する「ポイント募金」やインターネットで壁紙やゲームのアイテムなどデジタルアイテムを購入して募金する「マッチングギフト募金」といったデジタル募金が注目を集めたことから、同調査では、実際にこれらを利用した人の実態を調べている。

3月11日に発生した東日本大震災より前にポイント募金を利用したことが「ある」と答えた人は全体の19.0%だった。ポイント募金の利用者は年代別ではあまり差はないが、男性の14.8%に対して女性は25.4%と、10.6ポイント上回っている。

東日本大震災以降にポイント募金を利用して募金したかを聞いたところ、「した」と回答した人は全体の25.2%だった。ここでも女性が34.4%で19.3%の男性を上回っている。また、若い世代ほど「した」という回答者は多く、40代の22.7%に対し20代では38.3%と4割に迫る。

2011年3月11日以降、「ポイント募金」をしましたか? 資料:アイシェア

マッチングギフト募金を利用した募金の有無を聞く質問では、「した」と答えた人が東日本大震災より前では全体の5.5%、以降では9.3%となった。全体ではマッチングギフト募金の利用自体はまだ少ないが、東日本大震災以降のマッチングギフト募金利用者のうち、女性(12.3%)と30代(12.1%)で1割を超えている。