エフセキュアは4月8日、スパムのようなWebサイトやコンテンツ事業の増加による影響として、Googleなどの検索エンジンによる検索精度が低下しているとの注意喚起を促した。
この注意喚起は、同社のセキュリティ対策製品に搭載されるクラウドベースの「ブラウザ保護」機能のデータベースに蓄積されたWebサイトの情報を踏まえたものとされており、「毎月数百万ものクオリティの低いウェブサイトが新しく追加されていることを受け、Googleなどの検索エンジンによる精度の高い情報収集が困難になっている」と指摘している。
また同社はその理由として「スパム業者が広告収入を得るためにコンテンツをむやみに二次利用したり、クオリティの低いコンテンツをばらまいたりしている」といいった同社のセキュリティ研究所のセキュリティ アドバイザー ショーン・サリバン氏のコメントを紹介している。
同社は、「Webサイトのレピュテーション(評価)を正確に判定するには、今後は国やアクセス状況を加味しなければならない」とした上で、製品を通じて提供される該当機能の強化を図るとしている。