東芝は4月6日、組込機器向けコントローラー搭載NAND型フラッシュメモリ「SmartNAND」として24nmプロセスを採用した6製品を発表した。容量は4/8/16/32/64GBで、2011年4月中旬より順次サンプル出荷を行い、2011年第2四半期から順次量産を開始する予定となっている。

東芝の24nmプロセスを採用した組込機器向けNAND型フラッシュメモリ「SmartNAND」

これらの製品は、同社の24nmプロセスを採用したNAND型フラッシュメモリと、ECC機能を搭載したコントローラチップを1パッケージに納めており、32nmプロセス品比で、搭載コントローラおよび内部インタフェースの高速化により読み書き速度の性能向上が図られており、従来製品比で最大で読み出しで1.9倍、書き込みで同1.5倍の速度向上を実現している。

また、速度性能については4タイプの読み出しモード(Normal Read/Faster Read/Pre-Read/Silent Read)と2タイプの書き込みモード(Normal Write/Faster Write)を準備し、搭載アプリケーションの速度要求状況に応じて最適な選択が可能となっているほか、動作電流低減のオプションとしてパワーセーブモードも用意されている。

さらに、ノーマル・リライアブルモードを搭載。これにより、ノーマルモード時はMLC(2bit/Cell)として動作させつつ、リライアブルモード時では擬似SLCとして動作させることが可能となっている。モードの切り替えは、ホスト側でブロック単位またはチップ単位の領域設定が可能となっている。

製品のおもな概要