米Novellは4月5日(米国時間)、企業向けのソーシャルツール「Novell Vibe Cloud」を発表、同日より提供を開始した。コラボレーションを中心としたソーシャルツールをクラウドで提供するもので、EnterpriseとBasicの2エディションを展開する。
今回発表されたツールは、2010年11月に無償公開していたベータ版の正式版となる。Webベースのリアルタイムコラボレーションツールで、コンシューマ向けのソーシャルネットワークツールのように容易に利用でき、エンタープライズで要求される機能やセキュリティを備えるという。Enterprise版は有償(1ユーザー年間84ドル)となるが、Basic版は無償。
Novell Vibe Cloudは、リアルタイムの共同編集、ソーシャルメッセージ、ファイル共有などの機能を持つ。アドホックでのチーム編成や組織間のコラボレーションなどが可能となり、グループ間での最新情報の共有や資料作成などに活用できるという。Enterprise版では、中央管理、シングルサインオンなどの機能が加わり、無制限にグループを作成できる。1ユーザーあたりのストレージ容量も5GB(Basic版は250MB)に拡大され、サポートが付く。