Net Applicationsから2011年3月のブラウザシェアが発表された。発表されたシェアは次のとおり。
順位 | ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE | 55.92% | ↓ | 下落傾向 |
2 | Firefox | 21.80% | ↑ | |
3 | Chrome | 11.57% | ↑ | 成長傾向 |
4 | Safari | 6.61% | ↑ | |
5 | Opera | 2.15% | = | |
6 | Opera Mini | 1.06% | ↓ |
順位 | バージョン別ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE8 | 34.41% | ↓ | 15ヶ月連続1位 |
2 | Firefox 3.6 | 17.18% | ↓ | |
3 | IE6 | 10.97% | ↓ | 下落傾向 |
5 | IE7 | 7.87% | ↓ | 下落傾向 |
6 | Chrome 10.0 | 6.69% | ↑ | Chrome 9から10へ置き換わり |
7 | Safari 5.0 | 4.11% | ↑ |
2011年3月はIE、Firefox、Chromeそれぞれの最新版となるIE9、Firefox 4、Chrome 10がリリースされた月となった。シェアとしてはChromeが伸ばすというここ最近のトレンドが継続している。強制アップグレード機能を提供しているChromeはすでにシェアのほとんどがChrome 9からChrome 10へ移行している。
IE9はWindows XPに対応していないことから、大幅なシェア増は見込めない。Windows XPは長期に渡ってシェアを減らしているが、依然として54%を超えるシェアを確保するなど強い影響力を持っている。このためIEのシェアとしては、当面IE8が第1シェアを確保し続けることになるとみられる。
IE6は長期に渡って下落傾向にあるが、依然として10%以上のシェアがあり、バージョン別ブラウザとしては第3位につけている。IE6の利用割合が高い国や地域は中国、韓国、インド、それに日本。特に中国は33.8%がIE6を使っていると報告されている。これに韓国の24.5%、インドの11.8%、日本の10.1%が続く。日韓中印で世界におけるIE6シェアの過半数を占めている。