NECは4月1日、通信機器の生産体制を強化するため、NECワイヤレスネットワークス、NEC東北、NECアンテンの3社を統合し、新会社「NECネットワークプロダクツ」を設立することを発表した。
今回の統合は、通信機器の生産子会社に分散配置されていた技術と人材を結集することで、生産技術力やサプライ・チェーン・マネジメントを強化し、グローバル競争に対応できる生産体制の構築を目指すもの。
新会社の資本金は4億円(NECが100%出資)、従業員数は約1,130名(2011年4月1日設立時)となる。新会社では、旧NECワイヤレスネットワークスを本社工場と位置付け、旧NEC東北を一関工場、旧NECアンテンを那須塩原工場とし、生産技術の標準化やモノづくりのノウハウの共有化を図る。
代表取締役も旧NECワイヤレスネットワークスの代表取締役社長を務める水村元夫氏が就任する。