富士フイルムは、インクジェット方式のデジタルミニラボの新ラインナップとして、新開発の5色インクシステム・高解像度モードなどを搭載した「フロンティアドライミニラボ DL600」を4月中旬に発売すると発表した。想定販売価格は460万円前後(税別、本体のみ)。
「フロンティアドライミニラボ DL600」 |
従来機はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色インクを採用していたが、「フロンティアドライミニラボ DL600」では、ライトブルーを加えた新開発の5色インクシステムを搭載。これにより、きめ細やかな粒状性・なめらかな階調を表現できるようになり、特に肌色や青い空、グレーの背景など中間色の再現性を向上できるという。
また、高解像度モード(1,440×1,440dpi)でのプリントを新たにサポートしたほか、新開発の自動ノズルチェック機能と高精度ペーパー搬送システムを搭載し、ノズル詰まりによるプリント不良、ペーパーの搬送ムラを防ぐ。
ロール紙は従来の100mロール紙(203mm幅以上)だけでなく、180mロール紙(152mm幅以下)、大容量インクカートリッジも使用可能となっている。
プリントサイズは、127×89mm~305×1,219mm、処理能力は標準モードでLサイズ約750枚/時、高解像度モードでLサイズ約190枚/時。印刷解像度は、標準モードが720×720dpi、高解像度モードが1,440×1,440dpi。ペーパー搭載数は2ロール、設置スペースは約3.2平方メートル、外形寸法はW1,184×D1,530×H817mm(ソーターユニット含む)、重量は約160kg(ソーターユニット含む)。