Integrated Device Technology(IDT)は、4G無線インフラ市場での基地局設備向けに高いS/N比を実現するデジタル制御のIF VGA「IDT F1200」を発表した。

「IDT F1200」の利用イメージ

同製品は、ノイズ値が3.0dBと低く、7ビットの分解能で23dBの制御範囲を備えていることから携帯電話基地局のQoSを向上させることが可能。歪みが小さいことから、スプリアスフリー・ダイナミックレンジ(SFDR)の向上が可能となり、多様なアプリケーションに対して適用できるようになる。また、高い増幅率精度により、デジタル補償が容易になるとともに、200Ωの差動入出力インピーダンスにより、RF信号パスへの円滑な組み込みが可能となる。

なお、同製品はすでに、一部のカスタマに5mm×5mm 28ピンQFNパッケージでサンプル出荷を開始しており、価格は1万個の場合で1個あたり4.85ドルとしている。