Mono is a cross platform, open source .NET development framework. |
MonoMacの初のメジャーリリースとなる「MonoMac 1.0」が公開された。MonoMacは.NET Frameworkがサポートしているプログラミング言語を使ってMac OS Xネイティブアプリケーションの開発を可能にするMonoバインディング。1年間に及ぶ開発を終えて、ついにメジャーリリースに到達した。1年の間に開発に参加するデベロッパが増えたため、当初の目標よりも多くの機能が実装されている。
MonoMac 1.0の主な特徴は次のとおり。
- C# APIおよびMac OS X APIを融合したライブラリの実装
- Mac OS Xパッケージ開発機能の実現。生成されるパッケージはMac App Storeへ登録可能
- 実行時サイズを削減するための不使用機能を削除する機能をリンカーに実装
- 開発導入を支援するチュートリアルの提供
- 1,155個のC#クラス
- 31個のC#構造体
- 376個のC#列挙型
- 123個のC#デリゲートデータ型
- 16,556個のC#メソッド・プロパティ・イベント
MonoMac 1.0はMonoDevelopとともに利用するスタイルをとっている。動作させるにはMac OS XにインストールされたMonoDevelop 2.4.2が必要。アドインマネージャからMonoMacを選択してインストール可能。今後はAPIの改善やフレームワークの追加を継続するとともに、F#・IronRuby・IronPython・UnityScriptといったプログラミング言語のサポートを進めていくと説明されている。